陰日向に咲く。

2008年1月27日 映画
映画観てきました。
2日で3本目。
『陰日向に咲く』
原作はすでに読んでました。
原作は、構成も上手いし、内容も面白かったので、
あの話をどう映像化するのかと。
だって、メリーゴーランド方式(…というらしい。)で、
ちょっとずつちょっとずつ登場人物が関わっていて、
「あ、ここでつながるのね!」という驚きは、小説だからこそ、
顔が見えないからこそ成立する部分も多いわけで。
…えーっと…大丈夫??
という想いで見に行きました。

で、結論からいうとやっぱ原作のほうが良い(笑)
まぁ、そりゃそうだろうと。
結局原作を越える映画なんてそうそうないですよ。
でもね、まぁそこそこうまく作ってましたよ。
比べちゃいけないんだろうけど、原作とは別物と思ってよいかも。
いや、そのほうが良い。
よく作ってはあるんだけど、映画の時間的制約もあって、
モーゼのくだりは説明不足。
サラリーマンのホームレスに対する憧れが伝わらん。
みゃーことオタクも他の話に比べるとちょっと他者との関連度が弱い。
原作は、もっと登場人物も多くて、
それぞれの話を繋げる役者がそろってたんだから、
しょうがないっちゃしょうがない。

しかし、散々ここまで言ってきたけど、
岡田君のビビリのダメ男はよかった。
オレオレ詐欺の終末ではやっぱりちょっと泣けた。
ずるいよね、あれは。
無心で観てたら号泣してたかも。
関係ないけど、この映画を観てひとつ分かったことは、
私、宮崎あおいの演技…苦手かも…。
薄々感づいてはいたけど、確信に代わりました。(松坂的発言)
そして、やっぱり今日も映画館はガラガラでした。
「潰れるかも…」は、もはや確信以外のなにものでもないです。
号泣。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索